30.1.15 事なかれ主義が生むモンスター

うちの職場は人間関係を非常に大切にする風潮があり、人間関係を無碍にする人は部外者のレッテルを貼られる。

 

この職場にとって人間関係を非常に大切にするということは、難しい人はたてたり、間違った意見があったとしても意見しないことだ。業務内容自体がことない主義のため、人間関係もそうなってるのであろう。

 

職位や年齢よりも、経験年数が物を言い、風通しがわるい環境も少なくない。

 

その中で、去年苦労した人は自分の思いや仕事に対し強いプライドを持ってる方で、意見をストレートに言ってしまう自分にとって苦労が絶えなかった。今年は、事なかれの風潮に合わせ、良好な関係を築いている。

 

今年苦労している人は、どんな相手でも強気な対応をする攻めの人間である。みんな、その人が気持ちよくするために気を遣いながら業務を進めている。

 

今の職場で出会った二人の人間は、これまで数々の苦労をされていて、私の想像のつかないような屈辱を味わってきたのかもしれない。

 

ただ、その中でも誰かがそれに対して、指導したり正すというがあれば、もっと素晴らしい仕事ができているんじゃないかと思う。

 

前者との人間関係で、自分にも非があったとはいえ、周りが味方するのは前者の方で、それも今までの人間関係によるものだろう。私は新参者なので、前者の上司たちは、前者が気分を害することなく仕事を遂行する方を選んだということ。自分に仕事のスキルや、精神的な強さがあれざ状況は変わっていただろう。

 

後者については、周囲も困惑気味であり、気持ち良い職場の雰囲気というのが削がれてしまう日も多い。

 

このような人間関係の中で、経験もあり、知識が豊富なのに、モラル面がモンスター的な人が少ないのが今の職場である。

 

前者にしても、後者にしても、助けてもらったり感謝していることはいくつかある。私自身もある種のモンスターなのであろう。

 

この前初詣でおみくじ引いたところ、理があっても負けるとの言葉書かれてあった。まさに、自分に欠けているところだろう。

 

こんなモンスターが蔓延る職場で、あと31年。

自分が仕事を全うするためには、いくつもの経験と苦労と、それを糧にしていく方法を得る必要がある。